質問
11月、私の住む五月が丘地区で防災訓練が行われました。訓練は、五月が丘地区防災委員会が主催し、AEDの操作の方法、起震車体験、煙体験、はしご車体験、放水体験などさまざまなメニューをこなしました。この体験自体は貴重なもので、参加された方には非常に好評でした。
しかし、その後、地域の連合自治会などで参加がその年の役員に限られている。実際に災害が起こったときには、自分たちはどのような行動をすればいいのか。もしも、行政の支援が間に合わず自分たちだけで数日間持ちこたえなければならない場合の備えはどうなのか。炊き出しの道具はあるのか。簡易トイレはどこにあるのかなど、具体的な対応がわからないという声が出ていました。
単一自治会の中には、「全員無事避難」、「救助が必要」などのプレートを配布して、災害時に役立てようという活動をされているところもあります。連合自治会でも毎年集めている会費から防災用に費用を捻出しようかという声が上がっています。
しかし、具体的には何を準備していればいいのか、訓練することが効果的なのかが見出せてはいません。
助役を初め、安心安全室の皆さんも訓練に参加されていました。
今、私が申し上げたように、本当に大規模な災害に遭った場合どのように避難するのか、日ごろから何を準備していればいいのか、どう周知していくのか、避難所生活を行うために必要な物の準備はどうすればよいのかなど、地域の実践的な訓練を行っているところはあるのでしょうか。もし、ないということであればモデル地区を選定して、実践的な取り組みを行うよう提案いたしますが、いかがでしょうか。
自治会加入率の低下もあり、一つ一つの地域で実情に合わせた対策が必要かと考えます。安心安全室で実行している具体的な防災対策があればお示しください。
答弁1:危機管理監
大地震などに対する防災対策、とりわけ市全体として万全の防災のための体制をつくるには、行政のハード面を含む施策だけでは不十分であり、地域の防災力の向上が不可欠であると考えております。
安心安全室といたしましては、これまで防災についての出前講座を開催し、防災の知識や自主防災組織の結成の必要性などを訴えてまいりました。現在128回開催し、9,633人の方に受講していただいております。講座の中では、災害が発生した場合、まず、自分の命を守ること、非常持ち出しや数日間自分たちで持ちこたえるために必要な対策、隣近所の助け合い、そして、市の対策としての備蓄品、救助用資機材の設置場所の紹介などの啓発を行っております。
地域での互助組織としての自主防災組織につきましては、単一自治会では130団体、連合自治会では6団体結成されており、現在五つの連合自治会で結成に向け準備がされております。自主防災組織を結成されましたところでは、毎年訓練を実施され、その内容につきましては、それぞれの地域ごとに、また、年度ごとに趣向を凝らした取り組みが進められており、安心安全室といたしましても必要な支援をさせていただいているところでございます。
答弁2:危機管理監
また、訓練を実施したから、防災対策としては万全であるとはいえません。訓練で得た知識や反省点も含めて検証することや多くの人が参加していただくことによりまして、実践的な防災対策が講じられるものと考えております。
このことは、今後の出前講座の中でも訴えてまいりたいと考えております。
また、避難所運営マニュアルを整備し、地域の方々の参加も得て、避難所運営訓練をマニュアルの検証も兼ねて実施してまいりたいと考えております。災害にどう立ち向かうか、災害が起こる前が大事と言われています。いかにして事前の予防措置を図り、人的被害、経済的被害を減らすのかが課題であります。多くの人たちは自分に災害が起こるとは思っておりません。
実際に、どういうリスクがあるのかということを考えているいないで、命にかかわるほど大きな差が生じます。防災に熱心な人たちだけの努力だけでは、地域の防災力の向上にはつながってまいりません。地域の多くの方々が、防災にかかわり地域の実情に合わせた取り組みとなるよう推進してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。

