質問
先日、第4回(仮称)芸術文化館構想策定専門検討委員会を傍聴させていただきました。第1回、第2回についても議事録を読ませていただきました。傍聴していて、お集まりいただいた委員の方は、それぞれの専門分野も踏まえ、吹田市がつくらんとしている芸術文化館を現実的なものにしようと模索しておられました。
市長は、都市の時代を先導する21世紀吹田都市文化ルネッサンスの実現、市民の皆様に美術作品や文芸に親しんでいただけるよう、資料収集や情報提供、また、学習機会を提供することによる文化の息づく感性豊かなまちづくりを推進するための拠点施設となるもの、多くの市民が文化活動を通じて出会い、情報交換や創作活動のできる場、生活の中に心の豊かさや潤いを実感できる場となり、さらには時代を担う子どもたちの豊かな感性や創造性をはぐくむ場、また、吹田市の身の丈に合ったオリジナリティーあふれる吹田独自の、吹田ならではの芸術文化館構想の策定に力添えをしてほしいともおっしゃっています。
委員の議論には、吹田市が今、芸術文化館をつくろうとしている理念は何なのか。美術館と文学館の複合施設という事務局案も出されていますが、美術品の収集ランニングコストに幾らのコストをかけられるのか。
建物をつくる場合は、どこに、期限はいつで、幾らの予算をかけられるのかと、多くの疑問が出されています。恐らく現状、これに答えられる職員はいないのでしょう。答えられる場合は、きちんとお答えください。
議論は、建物が必要か必要でないか、予算規模も含め策定委員会にゆだねられると考えればよろしいのでしょうか。市民委員を含め12名の方々に委員を委嘱し、議論をお願いしているのですから、行政としても責任があります。委員の方の真剣な議論をむだにしないことを要望いたします。
私も芸術、文化に多くの市民が親しみ、それがまちの文化発展につながるという考え方は支持いたします。委員の方からも御意見がありましたが、建物ありきでなく、まずはソフトの醸成を行ってはいかがでしょうか。施設がなければ芸術、文化の振興ができないということはありません。
市内には、博物館、メイシアター、浜屋敷、西尾邸、コミセン、図書館などの施設があります。これらと委員の専門的な知見と技能を組み合わせ、吹田市全域を巻き込むような、それこそ都市文化ルネッサンスの核となる事業をお考えいただき、そこに予算を投入する方がずっと効果的とも考えますがいかがでしょうか。
最後に、「明日の神話」との関連について委員会でも話題となっていましたが、文化、芸術のまちづくりとのかかわりをどのようにお考えか、お聞かせください。
答弁1:市民文化部長
美術館と文学館の複合施設としての芸術文化館は美術鑑賞や文学の学習の場としてのみならず、多くの人々が身近な生活の中に心の豊さや潤いを実感できる場として、さらに次代を担う子供たちの豊かな感性や創造性をはぐくむ場としても必要な施設であると考えております。
これまでも、吹田市美術協会からの御要望も寄せられておりまして、現在、学識経験者、美術、文学の専門家、市民の方々で構成いたします(仮称)芸術文化館構想策定専門検討委員会で地域に密着した文化、芸術の拠点施設として構想づくりを検討していただいております。
美術品の収集方法につきましても寄贈、寄託を中心としながら収集ランニングコストを極力抑えた形で展示する方法なども検討しております。さらに、「展示」だけでなく、市民参加による「演示」ということも御提案いただいておりまして、ハード面のみならずソフト面中心に御検討いただいておりますことから、この中から新しい文化を生み出し、21世紀にふさわしい都市文化が築いていけるものと確信いたしております。
答弁2:市民文化部長
(仮称)芸術文化館の建設やその是非につきましては、この構想づくりに取り組む中で本市の置かれている財政状況や利用される市民の利便性などを勘案しながら、対応してまいりたいと考えております。
答弁3:市民文化部長
故岡本太郎氏制作の巨大壁画「明日の神話」との関連につきましては、芸術文化館構想とは切り離して誘致活動を展開してまいりたいと考えておりますので、以上、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
質問2(発言2回目)
財政状況が厳しい中、市長もいつもおっしゃっておられますが、あれもこれもでなく、あれかこれかということを選択していくんだということをお聞きしております。例えば、今回質問しました図書館整備と(仮称)芸術文化館、これをどちらを優先していくのかということも考えていかなければならないと思います。再度この点に関しましても市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
答弁(発言2回目の回答):市長
いわゆるまちづくり、文化のまちづくりを進めていく際には、これからのやはり重要な芸術、文化の振興という意味では重要な施設になろうと思っております。
市民レベルでの認知度といいますか、芸術文化館に関する認知度がまだまだ不十分な面もございますので、これからもっともっと検討委員会を中心に市民レベルで御議論をしていただきまして、そのようなやはり機運の高まりを見計らいながら、議会に御相談しながら芸術文化館の構想を、また実現に向けて取り組んでまいる所存でございますので、変わらぬ御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

