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1. 男女共同参画施策について(全文)

質問

近年、民間企業でも、有能な女性を採用するために、女性が働きやすい仕組みを取り入れるところがふえてきました。先日は、古本買い取り販売のブックオフコーポレーションが、パートから入社した女性常務を社長に昇格する人事を発表し、話題となったところです。

 

平成11年6月に制定された男女共同参画社会基本法に基づき、吹田市では、平成14年10月に、男女共同参画社会実現に向けて男女共同参画推進条例を制定。
そして、条例の目的実現を図るために、平成15年度から平成19年度を期間とするすいた男女共同参画プランを策定し、実行しています。
先日、じっくりと吹田市の男女共同参画の取り組み状況を調べようと、昨年11月に、平成16年度の施策実施状況をまとめられた男女共同参画年次報告書を開きました。
まず、この報告書のまとめ方に驚きました。報告書は、すいた男女共同参画プランに沿って行った事業の内容、実施日、場所、対象、参加者、予算が書かれています。プランでは、六つの基本方向、その下に27の基本課題、具体的取り組みとして、63のテーマが挙げられており、少しでも男女共同と関連して行う施策はすべて掲載されています。
例えば、健康づくりを意識した運動についての啓発と運動する場の提供というくくりで、各市民体育館で行われたプログラムの概要が掲載されていたり、男女共同参画センターで行われた講座「父と子で遊ぼう みんなでわいわい遊ぼう」は、同じ内容が21ページ、38ページ、64ページ、116ページと4回も記載されています。ほかにもこのような例が多く見られました。
結局、この報告書では、吹田市で男女共同参画を進めるに当たり、過去の取り組みから平成16年度は何を課題と考え、取り組んできたのかがわかりませんでした。

 

そこでお聞きしますが、男女共同参画室が主体となり行っている施策はどれで、中でも男女共同参画センターが取り組んでいる事業は何なのか。他の部署が関連施策として行っている事業は何か。それぞれの事業に対し男女共同参画室はどのようにかかわり、効果をどのように図っているのでしょうか、お答えください。(↓答弁へ

 

また、既に平成17年度の事業も終了しています。平成15年度から3年間を終了して、今年度の男女共同参画施策に関する課題と、それへの対応策についてお示しください。

 

また、報告書についてですが、これを作成するのにどれぐらいの職員がかかわり、時間をかけてつくっているのでしょうか。この報告書はだれが見るために毎年発行しているのでしょうか。基本的にこのような市が発行する報告書は、市民が読んでも基礎データと情報がシンプルにまとめられており、市の取り組みや進捗状況、次なる課題、その解決策が理解できるように示されるべきと考えます。
今後、報告書のあり方を見直すべきと考えますが、いかがでしょうか。

 

さて、男女共同参画における国の動きとしては、昨年12月に男女共同参画基本計画(第2次)が閣議決定されました。少子・高齢化による人口減少が見込まれる中、経済の基盤となる人材として、女性の能力発揮に期待がかかっています。女性の就業希望者約264万人に対し、子育て中、または子育て後の女性に対し、再就職、起業などの再チャレンジの道を開くことは、男女が個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会を実現していく上でも、また、安心して子育てできる環境づくりという点でも重要との観点から、女性の再チャレンジ支援プランが決定されています。
中身を見ますと、市町村に求められているのは、地域におけるネットワーク構築による再チャレンジ支援。
つまり、女性が身近な地域で、気軽に再チャレンジに関する相談ができ、本人の希望や活動段階に応じて、必要なサービスをワンストップで受けられるような取り組みです。この拠点として、男女共同参画センターが筆頭に挙げられていることは言うまでもありません。

 

そこでお聞きします。
まず、吹田市におけるチャレンジ支援の現状をお聞かせください。

 

今回、質問するに当たり、男女共同参画センターのホームページにアクセスしてみました。吹田市のホームページの中に、テキスト状態の情報が載せられているだけで、満足なものとは思えませんでした。先ほども申し上げましたが、再チャレンジのために情報がほしいと思っている若い人たちにとっては、インターネットによる情報発信、情報提供は重要です。働きたい、キャリアアップしたい、起業したい、地域で活躍したい、子育てや介護の支援を知りたいなどの要求に対し、わかりやすいデザインの画面、リンクページの充実、ワンクリックで必要な情報にたどり着けるページになるよう改善を求めます。
担当部のこれまでのホームページに対する考え方、また、今後の活用についてお聞かせください。

 

次に、男女共同参画センターの活用についてお伺いいたします。
まず、何か気軽に相談したいと思った市民は、どこへ声をかければよいのでしょうか。1階の事務室ですか。それとも3階の情報資料室でしょうか。
本来なら、訪れる人が、まず、足を踏み入れる1階フロアに市民が気軽に相談できる場所の設置、人の配置、訪れた人がくつろぎながら交流できるスペースが必要と思われます。
現状に改善の余地があると思いますが、いかがでしょうか。

 

また、相談に応じてくれる職員の方は、どこに何名いらっしゃるのでしょうか。
3階の情報資料室には蔵書が1万5,300冊余りあり、その他吹田市内外のイベントやNPOグループの情報誌などがそろえられています。現状では、この情報資料室が市民への情報提供の場として位置づけられていると思われますが、不思議なことに、情報資料室にはパソコンがなく、蔵書の検索作業もできません。当然、大阪府や国の提供する情報へのアクセスもできません。なぜでしょうか。機能として必要性を感じておられないのか、お聞かせください。

 

チャレンジ支援を男女共同参画施策の重点項目として位置づけるのであれば、庁内の産業労働室や市民文化部、子育て支援室などとの連携を市民に見える形で情報提供していただきたい。
現状、相談者の要望にこたえるために、庁内の連携やハローワーク、他の機関へのネットワーク形成はどのように取り組まれているのかもお示しください。

 

市長は、これまで職員の女性の登用を図ってこられました。今後は市内の女性の支援を行うことにも力を注いでいただきたいと考えます。6月23日から6月29日は男女共同参画週間とのことです。
本日、私が申し上げた内容について、ぜひ一度男女共同参画センターを訪れ、現場にて市民の目線で見直しを再考願いたいと考えますが、いかがでしょうか。

 

次の質問

答弁1:人権部長

男女共同参画施策について市長にとの御質問ですが、まず、担当部から数点の御質問にお答え申し上げます。
男女共同参画室、男女共同参画センターに関する御質問についてですが、男女共同参画室は、すいた男女共同参画プランに掲げる新規62事業、継続162事業の実施に向けた企画調整を図っており、また、男女共同参画センターでは、拠点施設として講座の開催、啓発や調査・研究、相談や情報収集・提供事業等を実施いたしております。
男女共同参画センターの事業では、平成15年(2003年)のプラン策定から5カ年にわたり、新規事業も含め、それぞれの実施年度を定め取り組んでいるところでありますが、本年度は地域を男女共同参画の視点で見直す街角ウオッチング講座、女性の多様な働き方に対応した起業支援講座を開催する予定でございます。
また、他部局との連携についてでございますが、事業所対象研修会や保育ボランティア養成講座等を開催しております。

 

答弁2:人権部長

本年度につきましては、男女共同参画室では、市民や行政がプランの進捗状況をより容易に把握するための目標値の追加の検討や、男女共同参画推進の現状を紹介するデータブックの発行に取り組んでまいります。

 

答弁3:人権部長

男女共同参画室が取りまとめております年次報告書についてでございますが、御指摘の点を踏まえまして、よりわかりやすいものとするために、今後とも検討してまいります。

 

答弁4:人権部長

男女共同参画センターにおけるチャレンジ支援の取り組みにつきましては、再就職準備講座、パソコン講座、キャリアアップ講座を開催するとともに、来館者に対しての情報提供を行っております。

 

答弁5:人権部長

ホームページにつきましては、センターの事業を中心に、市民の皆様にお知らせしてきたところでございますが、今後、チャレンジ支援関係情報を盛り込んでいくよう検討していきたいと考えております。

 

答弁6:人権部長

来館者の相談につきましては、気軽に、適切に相談できるよう努力しているところでございますが、より一層の充実を図ってまいりたいと考えております。

 

答弁7:人権部長

情報資料室における蔵書の検索につきましては、索引簿により御利用いただいておりますが、パソコン導入につきましては、円滑に蔵書の検索や情報へのアクセスができるように、今後も引き続き努力してまいります。

 

答弁8:人権部長

チャレンジ支援にかかわるネットワーク形成につきましては、男女共同参画センターでチャレンジ支援にかかわります部署が持っている情報の収集、提供を今後も引き続き進めてまいります。

 

最後になりましたが、この間、プランに基づき事業を進めてまいっておりますが、できたこと、また、できなかったことや新たな課題を整理し、次期プランの改訂に反映してまいりたいと考えております。

 

答弁9:市長

女性のチャレンジ支援についてでございますが、男女が社会の対等な構成員として互いにその人権を尊重しつつ、個性や能力を発揮できる社会の実現は、今後の我が国社会を決定する重要課題とされているところでございます。

 

女性の地位向上と社会参加の促進を図りますため、出産、育児を終えた女性が再就職や起業をしやすく、子育てしながら仕事ができる環境づくりを進める、子育て支援と仕事、家庭の両立支援策が必要であると考えております。
庁内におきましては、女性職員の登用を促進し、また、総合計画を初め各部門別計画に男女共同参画の視点を盛り込むなど、率先行動に取り組んでおります。

 

また、地域に向けましては、事業所対象研修会や高校への出前講座の開催、地域で男女共同参画を推進する市民スタッフの育成を図るなど、吹田市男女共同参画推進条例に基づくすいた男女共同参画プランを積極的に推進し、取り組んでいるところでございます。
今後も、これらの施策に市民と協働して取り組むことで、真の男女共同参画社会の実現を推進してまいりたいと考えております。

 

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