質問
近年、若者のフリーターやニートの増加が社会問題となっており、国は、平成15年6月に若者の自立、挑戦のためのアクションプランをとりまとめ、内閣府、経済産業省、厚生労働省、文部科学省が教育・雇用・産業政策の連携を強化し、官民一体となった総合的な人材対策に取り組んでいます。
このアクションプランの一つとして、若年者のためのワンストップサービスセンター「JOBカフェ」が全国46都道府県95カ所で開設され、平成16年4月から平成17年9月まで、延べ利用者が約185万人、就職者数は約6万8,000人に上るとのことです。
私は、先月JOBカフェOSAKAを訪問し、カウンセラーの方にお話をお伺いしてきました。場所は天満橋駅のエル・おおさか2階にあり、若者が気軽に立ち寄りやすい場所ではありませんでしたが、フリーターから学生までさまざまな人が訪れ、1日150~200名、これまでの就業決定者は4,000~5,000人に上るとのことでした。
公共が管理するビルの中というよりも壁に園芸用のラティスやパラソルを利用して、カフェにいるような雰囲気を出し若者が立ち寄りやすい工夫が随所に見られました。
事業運営は、リクルート、東京リーガルマインド、アイサポート、松下電器、NTTの5社による企業コンソーシアムが受託しており、お話では、職員はスーツを禁止し、若者と同じ目線で対応できる人物を重視した採用を行って8名のカウンセラーは30代が中心とのことでした。カウンセラーは専任担当制をしいており、一人が受け持つケースは約300名だそうです。若者が訪れるのは口コミがほとんどでどれだけ知ってもらえるかが、かぎだともおっしゃっていました。
さて、大阪府下では、このほかに堺市が予算を組んでJOBカフェSAKAIを運営しています。
吹田市でも、ワーキングサポートで若者を受け入れたり、山田駅前公共公益施設の青少年拠点施設では青少年の支援に取り組むことを決めています。
また、今年度は、教育センターの新規事業として、大阪府の補助を受け進路選択支援事業も始まります。若者の就職支援には若者のカウンセラーが必要と考えますが、事業の詳細をお聞かせください。
また、担当者の方は一度JOBカフェを訪れていだきたいと思います。
そして、山田駅前公共公益施設にJOBカフェのように気軽に立ち寄れる場所として、若者の就職支援機能を盛り込むことを提案いたします。教育委員会、産業労働室の若者の就職支援に対する方針とともに、提案に対するお考えをお聞かせください。
答弁1:学校教育部長
進路選択支援事業についてお答えいたします。
昨今の不況の影響等により進学や就学の継続を断念する生徒が増加しております。このような状況のもと、大阪府の補助事業としてすべての子供たちが家庭事情や経済的理由により進学をあきらめることなく、また、高校進学以降においても中退することなく、卒業や就職へ子供たちそれぞれの夢や希望を実現してほしいとの考えのもと、相談活動を通じて奨学金活用の教示、また、進学後も相談を継続するなどの支援をしていくものでございます。
平成17年度(2005年度)には、大阪府内のすべての市町村で実施されていると仄聞しておりますが、本市におきましても指導課、教育センター、学務課において連携を図りながら行ってまいりました。そして、平成18年度(2006年度)からは教育センターに相談員を配置し、関係部局と一層の連携を図りながら実施しようとするものでございます。
今後も、相談活動等の充実に努め、経済的困難を抱える生徒を初めとする青少年の自立支援に努めてまいりたいと考えております。
以上、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。
答弁1:産業労働監
現在ニート、フリーターと呼ばれている若者は全国で約200万人とも言われており、国においても大阪労働局の就職サポートセンターにおいてフリーター専門就職支援プログラムをスタートさせ、若年雇用対策に力を注いでいるところでございます。
吹田市におきましては、若者に対する就労支援といたしまして各種相談等の機会に、御指摘にもありますとおり若者の仕事探しの新しいスタイルとして注目されており、情報提供から職業紹介までをワンストップサービスで行うJOBカフェOSAKAやその中に設置された仲間同士で助け合いながら就職活動を進めるジョブクラブを紹介し、必要に応じて同行するなどの支援を行っているところでございます。
青少年拠点施設におきましては、ここに集う青少年がNPO、ボランティア活動をされている方々などと触れ合うことで前向きな刺激を受け、就労意欲の醸成につながればと考えているところでございます。今後とも、JOBカフェOSAKA、ハローワーク等関係機関との連携を図り、教育委員会とも協力し、就労支援に努めてまいりたいと考えております。
答弁1:社会教育部長
まず、(仮称)山田駅前公共公益施設にJOBカフェのように気軽に立ち寄れる場所として、若者の就職支援機能を整備してはとの御提案でございますが、青少年の自立支援や就労支援につきましては、官民一体となって取り組む必要があると考えております。
また、青少年拠点施設は居場所として機能を果たしながら、いわゆるニートや引きこもりと言われる青少年に対しまして、社会参加と就労サポートという視点から、子供・青少年相談の中でどのような形で相談を受け、どのように支援し、どのように就労につなげていけるかについて、今後も検討してまいりたいと考えております。
質問2(発言2回目)
先ほど今後のニート、フリーターの就職支援に関して、青少年、若者の課題として、吹田市としても取り組むべき重要な課題ではないかというふうに申し上げました。
産業労働監からは、今後ともJOBカフェOSAKAやハローワーク、教育機関と協力し、就労支援に努めてまいりたいとの御答弁がありました。
山田駅前公共公益施設では、図書館も入るというふうに決定しております。ここでも若者の就職支援につながるような機能を持たせていただきたいと思います。
そこで、担当助役にお聞きしますが、現在、山田駅前公共施設に関して、庁内で関係する部局により提供するサービスや管理運営に関して議論が行われていることと思いますが、その中に産業労働室の担当者は入っているのでしょうか。入っていなければぜひ御一緒に御議論をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁2(発言2回目の回答):助役
山田駅前に建設予定をしております青少年拠点施設のプログラムに関しまして、産業労働室との連携をしてはどうかという御意見をいただいております。
実は、この青少年拠点施設にJOBカフェのようなものを置いてはどうかということは、市長から随分早い段階から、御提案をいただいておりまして、産業労働監はJOBカフェに行ったり、いろんなところからパンフレットなんかももらってきておられましたので、産業労働監からその情報をいただいているところでございます。
この青少年拠点施設に関しましては、「夢・つながり」ということを基本コンセプトにいたしまして、人とつながり、情報とつながり、夢とつながるということを基本にしておりますので、若者たちにとって就職とかキャリアということは、最も関心のあるテーマでございますので、これはこのテーマを中心にしてさまざまな企画を今後展開してまいりたいというふうに考えております。
先ほど、質問議員からも御指摘のありました図書館につきましても、例えば午後6時まではごく普通の図書館として運営するけれども、6時を過ぎて高校生とか大学生、あるいは若者たちが集まる時間になれば、そこを例えばキャリア情報とかあるいは就職情報を中心とした仕事を図書館として位置づけて、展開をしてはどうかというふうな、とても大胆なアイデアも今内部の会議の中では出ておりまして、あるいはその仕事の第一線で活躍している方たちを講師にお招きをしたり、あるいは若者自身が職場体験をするという、そういうプログラムもつくりたいというふうな声が出ております。
今後とも、産業労働室と緊密に連携をいたしまして、そのテーマについてはきちんと展開をしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしく御理解賜りますようにお願いいたします。
要望(発言3回目)
このニートですとか、青少年の問題というのは、なかなか市町村で今のところまだ何か手が出ていない問題だと思いますけれども、せっかく山田駅前の施設ができることですから、しっかりと取り組んでいただきたい。
吹田市は、光の森ですとか青少年に関しては先進的な取り組みをしていると思いますので、もう一歩先を行く取り組みをお願いしたいと要望して、質問を終わります。

