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2. 博物館の活性化について(全文)

質問

これまで、毎回のように博物館の活性化に向けた取り組みについてお伺いしてまいりました。 今年度の春の特別展示以降、博物館の市民協働という点で非常に取り組みが進んでいると感じています。
これは、御担当者の努力のたまものだと思います。今後、ますますの取り組みを期待するところです。

 

そこで、博物館の市民協働をさらに支援する方策について数点お伺いしたいと思います。
現在、来年4月から始まる春の特別陳列、千里ニュータウン展に関して、公募により委嘱された市民委員による実行委員会が継続的に開催されています。
委員は、当初の35名から市民同士の声かけもあり、ふえつつあります。私も、いつも議員として博物館に要望するばかりでなく、実際にお手伝いがしたいと思い、一市民として実行委員会に参加しています。

 

この実行委員会は非常に活気があり、展示や催しの企画から交渉まで、また、広報部会ではブログの立ち上げ、さらにはロゴマークの提案など皆さんの熱意に驚くばかりです。
これほど市民主体で進められている展示企画は非常に珍しく、全国的にも画期的な取り組みとなっているようです。それを裏づけるように日経新聞、朝日新聞など数社のマスコミがこの実行委員会の様子を取り上げています。日経では、インターネット上で日経コンシェルジュというページに連載記事が、また、12月7日付の朝日新聞に「博物館再生へ市民企画」という記事が掲載されました。
委員の方の働きかけで人気ラジオ番組内でも紹介され、他のマスコミからの取材要請があるとのこと。どれほどの来館者を動員できるのか非常に楽しみなところです。本当に市民のパワーを感じています。

 

さて、そこでお聞きしたいのですが、市民がこれほどに頑張っている博物館活動を吹田市としてどのように支援していくのかということです。
例えば、吹田市ができることとして広報が挙げられます。
まずは市報すいたへの特別記事の掲載。そして、吹田ケーブルテレビでの番組放映、市のホームページや博物館のページでのタイムリーな情報提供ができるのではないでしょうか。新聞社の方は、毎回のように実行委員会に参加され、市民が議論しながらつくり上げていく様子を取材されています。ぜひ、吹田市の広報部にもこの博物館の特別陳列に関心を持っていただきたいと思います。この特別陳列の開期は4月末から6月の初めまでです。
開期前の3月には、大々的にプレイベントも予定されています。市報で取り上げて紹介するならば3月号、4月号になると考えます。また、ケーブルテレビへのプレスはどのようになされるのか。ホームページ上では、実行委員会の様子も流すことが可能ですし、さらに詳細が決定すればイベント紹介なども可能と考えますが、博物館をPRする絶好の機会になります。ぜひとも吹田市として支援をと考えます。そこで、博物館担当者、広報課の両方にお聞きしますが、博物館の春の特別陳列に関する吹田市の広報活動の現状と今後の予定をお聞かせください。(↓答弁へ

 

次なる支援策ですが、今回のテーマが、千里ニュータウン展ということで、60年代当時の住居や自然、人、暮らしなどを再現しようという試みがされています。
現在は、市民委員の情報網に基づき当時の写真や建物図面などさまざまなものを集めようとしています。
また、サテライト企画としてニュータウンを歩く、自然観察、昔語りなどの計画があり博物館へ足を運んでもらうために、紫金山公園周辺や博物館の外まで趣向を凝らすこと、市内企業の協賛を得ることなどが模索されています。

そこで、博物館から他の部署、例えば都市整備部や建設緑化部、市民文化部、学校教育部などとの連携も、この際ぜひ進めていただきたいのですが、現状とこれからについてお聞かせください。(↓答弁へ

 

さらに、千里ニュータウンといえば豊中市にもまたがっています。市民委員の中には豊中市民の方も入っておられますが、行政として豊中市との連携が取られているのかをお聞かせください。ぜひ連携して取り組み、今後も吹田市立博物館を広く知っていただき、足を運んでいただける足がかりにしていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。(↓答弁へ

 

次に、少し気になることをお聞きします。
既に、来年の予算編成については考えておられることと思います。この来春の展示に関して市民による企画は盛りだくさんで、予算上実行できるのかどうか、また、どのようにすれば実行可能であるかを事務局として博物館が明確にしないといけないと思います。
この点について、現状の予算の考え方と今後の見通しについてお聞かせください。(↓答弁へ

 

さらに、ここから派生してお聞かせ願いたいのは、博物館における予算の立て方です。さきの決算委員会でも申し上げたのですが、決算書を見ても活動のメーンであるはずの年に2回の展示や埋蔵物の報告展示、むかしのくらしと学校展などの活動について幾らお金が使われているのか全くわかりませんでした。

そこでお伺いしますが、博物館の例年の2億8,000万円の予算のうち、人件費、建物の維持管理費以外の部分で、毎年展示企画にかける費用はどのくらいなのか、概要がわかるようにお聞かせください。(↓答弁へ

 

この展示に関連する予算の立て方ですが、本来、企画の内容、規模があって予算が組めるのだと考えます。展示を行うためには準備期間が必要となります。
以前、小山館長にお聞きしたのですが、民博では数年先の展示を決めて準備にかかるそうです。
吹田市の博物館の場合、企画内容の検討と予算の立て方はどのように決定しているのか、お聞かせください。(↓答弁へ

 

これまで、博物館の目指すべきところと目標管理の必要性を申し上げてきましたが、今後、検討しますということで具体的には示されておりません。
しかし、企画内容の吟味こそが、博物館を通して吹田市が市民に何を提供したいのかを示すものです。

そこでお伺いしますが、これまでの企画は、博物館のビジョンに沿ったものとして、市民に示されていたのか、その成果をどう考えるのかお聞かせください。(↓答弁へ

 

さらに、提案させていただきますと、今回の市民の議論を聞いていて、市民の皆さんはいろいろなアイデアをお持ちだと驚嘆しています。
そこで、今後博物館の企画を計画する段階にも市民提案、持ち込み企画を公募する。
また、今回の市民委員の発展として市民や専門家、学芸員で構成する企画検討委員会を立ち上げることを提案いたしますが、いかがでしょうか。(↓答弁へ

 

あえて企画検討委員会と申し上げたのは、私の見る限り博物館協議会はそのような議論をする場となっておりませんので、別途立ち上げを提案いたすところです。この点に関してもお考えをお聞かせください。

 

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答弁1:社会教育部長

博物館事業につきましての情報提供につきましては、展示事業、講座などの全事業を市報に掲載いたしますとともに、吹田ケーブルテレビにも放映を依頼しております。また、各施設にチラシの配布やポスター掲示をお願いしております。

 

来春の特別陳列の、千里ニュータウン展に関する広報につきましても、市報以外でもケーブルテレビ、チラシの配布、駅や公共施設へのポスター掲示などの方法を駆使して行う予定ですが、既に活動状況が新聞記事をにぎわしておりまして、報道機関との連携に期待できそうでございます。
また、プレイベントも企画されており、開催前からの雰囲気づくりに大きな役目を果たすものと思われ、市民を含めました宣伝を行えるものと考えております。

 

答弁2:社会教育部長

浜屋敷やコミュニティセンターなど他部局への出前講座、自然保護関係団体の定例的な研究会開催などを行ってきておりますが、千里ニュータウン展の期間中に博物館や紫金山公園周辺での事業に取り組めないか、関係部局と協議していきたいと考えております。

 

答弁3:社会教育部長

来春の千里ニュータウン展では市民委員の公募を広報とよなかに掲載依頼し、吹田・豊中両市民によりまして市民委員会を立ち上げることができました。
また、北大阪の博物館連携としてのミュージアムマップでも豊中市内の7館が参画していただくなど、連携に努めております。

 

答弁4:社会教育部長

来春の千里ニュータウン展の予算につきましては、市民企画による初めての展示であり、市民の皆様の多くのユニークなアイデアをいただいておりますが、350万円の展示予算という範囲でお願いしているところでございます。

 

答弁5:社会教育部長

例年特別展が約900万円、特別陳列が約350万円、その他「むかしのくらしと学校」の予算は約60万円、発掘調査成果展が約30万円で、総計約1,340万円でございます。

 

答弁6:社会教育部長

これらの企画展示は、おおよそ3年先まで学芸員などが順次構想を進め、具体的なテーマが提案できる段階になりますと、博物館協議会に諮り、意見をいただき、館長を含めた会議でテーマ、シナリオ、方法などを協議の上、予算要求を行うことになります。
なお、特別展などの企画展示の予算はおおむね予算の総枠が決められておりまして、その予算の範囲内で図録印刷費、作品搬送費、展示造形費などを内容に応じ予算額が決定されております。

 

答弁7:社会教育部長

市立博物館は地域博物館として地域の歴史資料を収集し、保管し、調査研究し、その成果を公開する事業としまして展示事業があります。
したがいまして、企画展示では市民に地域の歴史資料をお見せし、地域の歴史を知っていただき地域文化の発見と継承という博物館のビジョンに沿い、これまで考古学、歴史学、民俗学、美術史などの分野でさまざまなテーマ設定を行ってまいりました。
今後も、来館者アンケートや今回の市民との協働によります千里ニュータウン展も参考に、市民参画の方策を視野に入れ、市民によりよい、わかりやすい興味ある企画展示を行っていきたいと考えております。

 

答弁8:社会教育部長

御提案の企画検討委員会につきましては、博物館にはボランティアの方や、博物館を盛り上げる会など、博物館にかかわっておられる方や今回の千里ニュータウン展に参画されている方など大勢の方がおられますので、これらの市民の皆様と連携することが有益なことであると考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。

 

要望(発言2回目)

博物館に関しましては、今までにも大分述べておりますけれども、広報課から先ほど御回答がなく、一括で博物館の方からありましたけれども、ぜひとも今回のニュータウン展に関しては、積極的なPRをお願いしたいと思います。

 

それから、企画の点に関しましては、企画検討委員会ということで今後の企画立案に関して、ぜひともよく考えていただいて、今の体制ではなく新たな体制を考えていただきたいというふうに思います。

 

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