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1. 「イベントのごみゼロ活動」について(全文)

質問

吹田市では、北工場の建替え計画を進めるに当たり、ごみの減量計画が同時に示されました。家庭系ごみ、事業系ごみ共に減量を具体的に施策として進めていかなければなりません。進めるにあたっては、啓発活動が重要となります。
今回の質問では、現在吹田市でも市民の活動により進みつつあるイベントのごみゼロ活動について数点質問し、政策提案をしたいと思います。

 

イベントで排出されるごみの現状について

まず、吹田市のイベントで排出されるごみの現状についてお伺いします。
(1) 市内ではどんなイベントがあり、そのイベントからどのくらいのごみが排出されていると推計していますか。
(2) イベントで出るごみは、どのように処理されていますか。
(3) その処理費用の負担はどのようになっていますか。
(4) イベントから排出されるごみは、事業系ごみの扱いと考えますが、どのような扱いをされていますか。
(5) 現状で処理にかかるコストはどのくらいですか。

 

「イベントのごみゼロ活動」について

次に、千里リサイクルプラザ研究所の市民研究員、ボランティアの方々が市内の夏祭りや秋祭り、体育祭などで取り組んでいる「イベントのごみゼロ活動」についてお伺いします。
(1) この取り組みが始まったのは、3年前からと記憶しておりますが、これまでの活動実績、取り組んだイベント数、参加した市民の方々の人数などをお示しください。
(2) これまで吹田市としてこの活動に対してどのような考え方でかかわってきたのかをお教えください。具体的な支援があればお示しください。
(3) 大阪府のイベントでは、大阪府の担当部の職員が交代でリサイクルステーションに立ち、ボランティアの体験をしていました。市民と同じ目線で行動し、実体験することは非常によいことだと思いますが、吹田市の場合はいかがでしょうか。

 

「イベントのごみゼロ活動の事業委託の提案

吹田市廃棄物減量等推進審議会では、吹田らしい減量の方策を考えようということで、委員の任期を延長して議論を進めているところです。市民委員の方から、この「イベントのごみゼロ活動」も吹田らしい施策の一つだと発言がありました。

 

千里リサイクルプラザ研究所には、高槻市のJCや池田市からも食器の貸し出し依頼があり、大阪府主催の環境フェスティバルでも市民研究員が協力して、イベントのごみゼロ活動を進めています。リユースカップに関する取り組みでは、環境省による「リユースカップの実施利用に関する検討調査」に参加しています。
今年は、特定非営利活動法人 持続可能な社会をつくる元気ネットが主催する、「第4回 市民が創る環境のまち 元気大賞2004」特別賞に選ばれたとのことです。この元気大賞を受賞した団体の活動は、第2回以降循環型白書にも民間の取り組み事例として取り上げられており、吹田市の活動も平成17年度版には、掲載されるかもしれません。このように、全国的にも活動が認められつつあると言えるでしょう。

 

この活動を体験された皆さんからは、ごみが削減されるだけでなく、「翌日いろいろなごみが混ざったごみ袋を、早朝から分別する手間が省けた」「思った以上に参加者の方が協力的でトラブルもなかった」「毎年大量のごみが出て頭を悩ませていた。」「取り組んでよかった。これからも続けたい」などの感想を聞いています。市民の発案と実行、そして地域や行政、民間企業で広がりつつあるこの活動を、吹田市内でもっと活発にできないものでしょうか。吹田市としては、これまで以上に積極的に支援をしてもいいのではないかと考えます。
そこで、ご提案ですが、吹田市のごみ減量の啓発活動として、千里リサイクルプラザ研究所に委託事業とすることはできないでしょうか。

 

移動食器洗浄車の導入の検討

また、札幌市では移動食器洗浄車「アラエール号」、石川県では「ピカピカ号」などを導入し、イベントのごみゼロに取り組んでおられます。今後、リユース食器の利用を進めるためにも、このような移動食器洗浄車の導入も検討してはどうかと考えますがいかがでしょうか。

 

吹田市による、イベントのごみ処理原則の提示

また、岡山県津山市では、イベントの開催に当たり、ごみゼロイベント3原則を決め、
(1) ごみ処理計画を立てる責任者を決める。
(2) 徹底的に再利用とリサイクル。
(3) 持ち込みごみは持ち帰ってもらう。
というように方向性をきちんと示しています。また、「イベントごみ適正処理計画書」を提出し、事前協議をすることとしています。吹田市でも、イベントのごみ処理に関して、市の考え方をはっきりと示すことが必要ではないでしょうか。

 

「イベントのごみゼロ」の条例化について

最後に市長にお尋ねします。
5月議会で各種イベントにおける「ごみゼロ・省エネ化促進法案(仮称)」の早期制定を求める意見書を採択しました。いくつかの自治体で、イベントのごみを減らそうという取り組みは行われていますが、吹田市のように市民が主体となって、地道に地域と連携しながら広げている例は珍しいと思います。12年前に、千里リサイクルプラザを全国に先駆けて立ち上げ、行政と市内の大学の学識経験者が構想した市民研究が実を結びつつある事例と考えます。他市の職員の方からは、積極的な市民の皆さんがいて羨ましいとの声も聞かれます。そこで、先進都市吹田として、国の法制化を待つまでもなく「イベントのごみゼロ」の条例化を考えてはと思いますが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。

 

答弁:環境部長

イベントごみゼロ活動に関します数点のご質間にお答えいたします。

 

イベントで排出されるごみの現状について

(1) まず、吹田市のイベントで排出されるごみの現状についてでございますが、吹田市内のオベントとしては、「環境エキスポ」、「吹田産業フェア」「吹田まつり」、「よっといで祭り」、「環境フェスティバル」をはじめ、地域での夏祭りや体育祭、文化祭などが行われており、これらのイベントから排出されるごみ量は、従前把握できておりせんでしたが、産業フェアや吹田まつりなどに「イベントのごみ減量・資源化」を働きかけた結果、昨年度に比べ今年度はごみ量が減少しており、例えぱ吹田産業フェアでは燃焼ごみが前年度の1,040kgから今年度は267.5kgと74.3%の減量と聞いております。その他、今年度把握しておりますイベントから排出された燃焼ごみ量は、環境エキスポで21.3㎏、吹田まつりでは3,156kg、地域での夏祭りなどのイベントでは6か所で合計約280kg排出されたと聞いております。
(2, 3) 次に、イベントから出るごみの処理についてでございますが、市が関係するイベントにつきましては、従前は依頼に基づき事業第1課が収集しておりましたが、主催者に「イベントのごみ減量・資源化」を働きかけるとともに、排出者責任についても指導することによりまして、排出者が自らの責任において費用を負担し、処理することとなりました。地域で行われる夏祭りなどにつきましては、地域住民主体のイベントでもあり、排出ごみの収集の依頼に基づいて事業第1課が収集しております。
(4) 次に、イベントから排出されるごみの扱いについてでございますが、イベントそのものは事業であり、事業者が関係するイベントにつきましては事業系ごみとして排出者責任のもと適正処理を行うよう啓発、指導を行っております。また、地域で取り組まれますイベントにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、地域住民主体のイベントでもありますことから、ごみの減量と資源化の啓発を行いながら、依頼に基づき事業第1課が収集しておるところでございます。
(5) 次に、現状で処理に係るコストについてでございますが、イベントから出るごみだけの処理経費については把握できておりません。
今後はさらに、主催者側に事業系ごみとしての処理費用の負担が必要であることの認識を深めていただくとともに、市としても処理経費の把握に努めてまいります。

 

「イベントのごみゼロ活動」について

次に、千里リサイクルプラザ研究所の市民研究員・ボランティアの方々が取り組まれている「イベントのごみゼロ活動」に関するご質間につきましてお答えいたします。

 

(1) まずこれまでの活動実績等についてでございますが、廃棄物減量等推進員や地域ボランティアの方などに御協力をいただいて、イベント会場で今までのごみ箱をなくし、分別箱を設置してごみの分別を徹底し、おおむね60~90%のリサイクル率を達成していると聞いております。
平成14年度(2002年度)は、ボランティアフェスティバルを初め、よっといで祭や地域でのイベントなど計10回実施され、イベントごみゼロ活動に取り組まれた市民の人数は市民研究員延べ54名、スタッフとして市民69名、平成15年度(2003年度)は、吹田産業フェアを初めボランティアフェスティバル、あいほうぷ祭、環境フェスティバル21や地域での夏祭りなど計25回実施、参加人数は市民研究員延べ101人、スタッフとして市民延べ200名、今年度9月までのイベントで14回実施、市民研究員で延べ72名、スタッフとして市民延べ137名が参加されたと聞いております。

 

(2) 次に、活動に対する市のかかわりについてでございますが、財団法人千里リサイクルプラザ研究所が研究活動の一環として実施されている「イベントごみゼロ活動」は、イベントの燃焼ごみが削減されるほか、参加者みずからが協力して分別するため、ごみの減量は分別することから始まることを実感する体験型の啓発方法として、減量・資源化意識の向上が期待できると考えております。
本市では、吹田産業フェアや吹田まつり、よっといで祭などのイベントに際し、ごみゼロの取り組み方法等の情報を提供するほか、廃棄物減量等推進員地区代表者連絡会、地区公民館長会議等を通じて、イベントごみゼロ活動の取り組み事例を紹介し、地域で開催される盆踊りや文化祭で実施していただき、排出されるごみの減量・資源化に努めていただいております。
今後も、ごみ減量・資源化を推進していくためには、引き続きイベント実施団体や自治会などに財団法人千里リサイクルプラザ研究所のイベントごみゼロ活動の具体的な取り組み方法などの情報を提供してまいります。

 

(3) 次に、市職員がイベントで実体験をすることについてでございますが、本年11月13日、14日に万博記念公園で開催の環境フェスティバル21などで本市職員みずからがイベントごみゼロ活動を実体験し、今後のイベントのごみ減量・資源化の促進に向けた取り組みの参考としてまいります。

 

「イベントのごみゼロ活動の事業委託の提案

次に、これまで以上の積極的な支援についてでございますが、まずイベントのごみゼロ活動を市のごみ減量の啓発活動として千里リサイクルプラザ研究所に委託事業とすることはできないかとのことでございますが、市はこれまで廃棄物の減量化及びリサイクル促進のための教室、イベント等の啓発業務、また情報、調査、研究業務などを同財団に委託しておるところでございます。今後も引き続き啓発活動のあり方について研究してまいりたいと考えております。

 

移動食器洗浄車の導入の検討

次に、移動食器洗浄車の購入についてでございますが、イベントでのリユース食器の利用は廃棄物の発生抑制の点からも有効な方法であると考えておりますが、このリユース食器洗浄にかかる移動食器洗浄車は高額なものであり、また、設置場所、保管場所などの課題も考えられます。イベントで使用されるワンウエー容器などについて、リユース食器の利用も含めどのようにするのが望ましいか、今後、研究検討してまいりたいと考えております。

 

吹田市による、イベントのごみ処理原則の提示

次に、イベントのごみ処理に関して市の考え方をはっきり示す必要があるのではないかということでございますが、これまで財団法人千里リサイクルプラザと連携するとともに、自治会や廃棄物減量等推進員及び事業者との協働により、イベントのごみ減量・資源化を推進してまいったところであります。特に、主要なイベントにつきましては、事前に主催者に対してごみ減量・資源化の指導を実施しており、引き続き指導を行ってまいります。

 

「イベントのごみゼロ」の条例化について

最後に、イベントのごみゼロ活動の条例化につきまして、市長の所見をとのことでございますが、まず、担当部よりお答え申し上げます。
この取り組みは、ごみの減量・資源化に有効な方策の一つであると考えております。イベントも含めたごみ減量・資源化を促進するためには、まず本市の廃棄物の減量及び適正処理に関する条例及び平成13年3月に制定しました廃棄物(ごみ)減量基本計画、並びに平成16年4月に策定しました廃棄物(ごみ)減量実施計画に基づき周知啓発に努め、総合的に取り組んでいく必要があると考えております。
イベントから排出されるごみにつきましては、通常の家庭系、事業系のごみ減量対策と同様に適正に処理する必要があることから、まずはそのためのガイドライン、指針の作成などについて検討してまいりたいと考えております。あわせて、イベントのごみ減量・資源化の積極的なPRにも努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。

 

答弁:市長

「イベントのごみゼロ」の条例化について

本市では、これまで循環型社会の構築に向けまして、ごみの減量・資源化にも先駆的に取り組み、ハード・ソフトに当たるシステムの構築に努めてまいったところでございます。
こうした中で、市民、事業者、学校、研究機関、行政など多様な主体が協働で取り組む活動が広がり、ごみの減量・資源化を初めとする地球環境保全につながる活動は、社会的規範として着実に定着しつつある感がございます。
イベントのごみゼロ活動につきましても、こうした潮流の一つと考えておりまして、日常の家庭生活や事業活動と同様に分別をし、減量・資源化することが重要であると考えます。
活動の実効性をより高め、その先駆性を全国に発信できますようなガイドラインの作成を初め、具体的方策のあり方についての検討を進め、積極的なPRにも努めてまいりたいと考えております。

 

要望(発言2回目)

今、御答弁いただきましたが、このイベントのごみゼロ活動ということで、56カ所のイベント、そして延べ人数ですが、3年間で市民研究員の方が227名、市民の方が406名参加されたということでした。
また、イベントのごみ減量に関しまして、従来は事業第1課が収集していたものを現在は事業系ということで自己処理ということで対応していただいているということで、これまでやはりこういうイベントのごみゼロ活動が進んできたのは、行政と市民の協力があってこそだというふうに感じております。今後、担当者がかわったから方針が変わるということではいけないと思います。
そこで、今、御答弁でも積極的にPRし、ガイドラインをつくっていくというふうにあったのですけれども、ぜひ一定のルール化、また、条例化をも含めて前向きに考えていただきたいというふうに要望して、終わりたいと思います。

 

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