質問
文化施設、福祉施設、スポーツ施設や公営住宅などの管理を株式会社やNPOなど、民間事業者が行うことが可能となる指定管理者制度が吹田市でも導入されました。
3月議会で市民ギャラリー条例、岸部中デイサービス・グループホーム条例が可決され、その後公募審査を経て、今議会で指定管理者の指定の承認について議案が上がっています。
公募期間について
まず、公募審査に関して申し上げておきたいことは、公募期間が短過ぎるということです。先日、他の会派とともに市長に意見書を提出していますが、指定の判断に当たっては、公募のために施設概要を知らせるために必要な期間と募集要項を配布してから募集締め切りまでの期間とを分けて、必要十分な期間をとって機会の平等を確保する必要があると思います。
今回のように3月議会で条例改正、5月議会で指定管理者指定というのは日程的に無理があります。できれば、3月議会条例改正なら9月議会で指定のように条例改正後二つ目の議会に指定管理者を指定するというふうにしていただきたい。
選定基準の明示と審査結果の公表について
今回の指定承認に当たって、私たちが判断する材料として選定基準の明示と審査結果の公表が必要と考えます。
既に横浜市では、指定管理者の決定に当たっては選定方法、審査委員、審査の基準と評価の配分、応募した機関すべての審査結果を公開しています。公設の施設の管理を行う事業者の指定なのですから、情報公開請求されるまでもなく、市民への審査基準、審査の結果の公開が必要と考えます。担当部はどのようにお考えでしょうか。また、今回の審査結果について委員会への資料の提出を求めます。
今後、対象となる施設についてですが、まずは民間で行うのか、行政が行うのかといった選別をする必要があります。その施設がどのような目的で設置され、現在どういう使い方をされているのか、公共性の強いもの、または民間による運営がより利用者のサービス向上につながるものと判断をしなければなりません。例えば、札幌市が評価シートを作成し、どういった根拠と評価に基づき直営にするのか、指定管理者にするのかの判断基準を公表しています。
吹田市で対象となる施設は、約90施設というふうに3月議会でお聞きしました。早急に判断基準の策定と各施設について判断する作業を進め、その情報を公開すべきと考えますが、これらの作業スケジュールはどのように進んでおりますでしょうか。
今回、対象となる施設は3年後の指定管理者見直しというふうになっていますが、グループホームやデイサービスを管理する事業者を3年で見直すことが実質できるのかどうか疑問です。3年後には、今回と同じように公募審査をするのでしょうか。
今後は、施設のサービス内容に合わせて管理の期間を設定すべきと考えます。これに関しても基準をつくる予定をされているかどうかお聞かせください。
岸部中シルバーハウジング生活援助員の派遣委託について
次に、当初、岸部中シルバーハウジング生活援助員の派遣委託に関して、岸部中グループホームの指定管理者が決まれば一緒に依頼したいというお話でした。しかし、吹田市の要綱を調べてみると、委託先が社会福祉法人に限られるというふうに書かれていました。そこで、担当部に確かめたところ、要綱を変える変えないという話になり、最終的には別途委託契約で事業者を決定することとなりました。その後の経過をお聞かせください。
今回、グループホームとデイサービスの指定管理者を、NPOを含む5法人に広げたこともあり、この生活援助員に関しても社会福祉法人に限らず委託できる法人の枠を広げてはと考えますが、どのようにされるお考えか、お聞かせください。
答弁:企画部長
施設管理を民間・行政のどちらで行うかの判断について
現在、管理委託を行っている公の施設について、施設管理を民間か行政で行うかの判断につきましては、公共サービスの役割分担を前提とした新たな公の創造やその取り組みの一環として、自助、互助、公助の役割分担の観点から協働のさらなる推進、アウトソーシング、外郭団体のあり方などを踏まえ、総合的に検討しているところでございます。
これら総合的視点を踏まえまして、公の施設の適正な管理を確保しつつ、多様化する市民のニーズに、より効果的、効率的に対応し、住民サービスの質の向上を図ることを目的とした法の趣旨を踏まえ、民間の能力の導入などさまざまな観点を視野に入れながら、指定管理者の判断基準などの考え方の整理を進めてまいりたいと考えております。
さらに、おのおの異なる各施設の性格などを個々に検討し判断することが必要であると考えており、今後、管理委託している公の施設の関係部局による検討会議で検討してまいりたいと存じます。
また、御指摘いただきました札幌市の例につきましては、出資団体の存在意義や運営体制、実施事業のあり方について点検、評価を行っているものでございますが、本市におきましても外郭団体の意義、目的、運営の状況、委託の経過等をも十分に踏まえ、検討してまいりたいと考えております。
指定の期間について
次に、指定の期間につきましては、公の施設の効果的かつ効率的な管理の観点から、おのおの施設の目的や実情等を勘案しながら定める必要があると考えておりますが、同種の施設において一定の統一性を確保することも必要であることから、指定の期間の基準につきましても検討してまいりたいと考えております。
答弁:市民文化部長
市民ギャラリーの指定管理者の指定について
まず、本議会に御上程いただきました吹田市立南山田市民ギャラリーの指定管理者の指定についてでございますが、その選考基準、選考結果を初め管理業務の内容等につきまして、透明性の確保という観点から市民への公開を原則として考えております。
また、指定承認に当たっての判断材料としまして、選考結果についての資料を委員会へ提出させていただきます。
答弁:福祉保健部長
選定基準の明示と審査結果の公表について
選定基準と審査結果の公表につきましては、透明性の確保という観点から市民への公開を原則として考えております。
なお、今回の審査結果につきましては、資料を委員会へ提出をさせていただきたいと存じます。
指定の期間について
次に、指定期間の設定につきましては、関係部局との協議の中で、グループホーム及びデイサービスセンターにつきましては3年間といたしましたが、今後につきましては、施設のサービス内容などを十分に踏まえ、関係部局との調整を図りながら検討してまいりたいと存じます。
岸部中シルバーハウジング生活援助員の派遣委託について
次に、施設の2階と3階部分に合築されるシルバーハウジングの生活援助員の派遣事業委託につきましては、今回の指定管理者選考と切り離して別途委託契約で事業者を決定してまいりたいと考えております。なお、法人の枠につきましては検討してまいりたいと考えております。

